ポスティングは新聞折込に代わるアナログメディア
新聞購読率が低下してきている昨今、ポスティング広告に移行するクライアントが増えてきています。これは新聞購読率が下がったからなのでしょうか?事実をしっかりとらえ、どちらにするか決める必要があります。この記事は新聞折込を否定するものではありません。私自身、今もまだ新聞社関連の仕事を多くさせていただいています。
1.新聞折込とポスティングの比較
新聞折込
日本新聞協会が発表した2022年10月時点の新聞発行部数は3084万部。1年前に比べて218万部、率にして6.6%減少した。新聞発行のピークは1997年で、その時の総発行部数は5376万部。25年の間に2300万部余りが減少した。
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世界一の部数でギネス世界記録にも登録さてれているのは日本の読売新聞の1000万部です。そう考えると今の3084万部はピーク時からすると2300万部減少していますので、マスメディアとしてどうなのか疑問に思う方も多くいます。新聞を購読しているのは個人だけでなく企業も含まれます。日本の5340万世帯数からすると普及率57%ですので、そこから考えると新聞折込の安さはコスパが良いのではないでしょうか?
ポスティング
日本ポスティング協同組合の発表によると日本全国でポスティングできる世帯数は約3000万部となっています。
部数だけでみると新聞折込とそれほど変わりはありません。ただ、例えば駅前などにある単身者用マンションやアパートなど新聞購読率が低い世帯にも配布しています。併配と言っても何かに挟まって配っているわけではないので、チラシが目に留まる率が上がります。
ただ、新聞のように購読料がない分チラシの配布料が高くなるエリアがあります。都市部だと新聞折込より安価で過疎地に行けば新聞折込の何倍もするといったことがよくあります。
2.どちらを選ぶ?
購読料を払ってまでも情報を得る新聞読者に対してチラシを配布するのか、エリアを絞ってとにかくチラシを公平に配布していくのか予算だけでなく、チラシの内容や目的によって決める必要があります。
3.まとめ
いかがだったでしょうか?確かに新聞折込は以前に比べて下がってきています。ただ、今もなお折込チラシは入ります。それは、それだけの魅力がまだあるからではないでしょうか?ポスティングも高い高いと言われることがありますが、チラシをそのままポストに入れていきますので伝導率が大きく変わります。時間をかけて企画デザイン印刷したチラシですので、しっかりと目的に沿ってどちらか選ぶ必要あります。