ポスティングでの集客に必要なエリアの決め方
店舗運営で自店の商圏エリアを把握し販促することはとても重要です。単に商圏といっても、店舗周辺の環境や立地など取り巻く環境で考え方が多くあります。今回はその一部をご紹介します。
1.店舗の商圏って?
商圏とは、店舗に集客できる範囲のことを指しますが、それ以上の明確な定義は存在しません。商圏を設定する際は、店舗周辺の人口や距離、世帯数などの指標をもとに分析します。エリアを把握する方法も様々で、人口が増えているエリアもあれば減っているエリアもあり地図上では距離が近くても川などで大きく流れが変わってきます。その他にもライバル店の数、道路の拡張や新興住宅やマンションなどの建設といった環境の変化により商圏エリアは刻々と変化します。例え店舗から対象エリアへの距離が離れていてもその途中にライバル店がなく、道路の状況などでさほど移動時間が長くない場合商圏に入ることもあります。店舗から半径○キロと単純に決めつけるのはやめましょう。
2.商圏エリアの強度分析
商圏とは店舗に集客できる範囲のことですが、その範囲内でも集客力は様々です。大まかに商圏を3つに分けます。1次商圏、2次商圏、3次商圏と分けて考えると分かりやすいです。基本的には店舗から近い順に1次2次3次商圏となりますが、ここで顧客の何パーセントを占めるのかで決めていくと分かりやすいと思います。
- 1次商圏:全体顧客の50%前後
- 2次商圏:全体顧客の30%前後
- 3次商圏:1次2次以外の範囲
店舗により%は様々でかまいませんが、このように決めると分かりやすいでしょう。来店顧客の住所がわからない場合、来店時にアンケートなどを取り大まかなエリアの把握でもわかると検証しやすいです。
日用雑貨などリピーター客を多く期待できる店舗の場合
- 1次商圏:顧客が週に複数回利用する可能性がある範囲
- 2次商圏:顧客が週に1回程度来店する可能性がある範囲
- 3次商圏:顧客が月1回程度利用する可能性がある範囲
などと考えると分かりやすいです。
3.まとめ
いかがでしたか?商圏とは店舗により様々です。自店の商圏を間違って把握した場合無駄な販促費を捻出してしまう場合があります。やみくもに半径〇キロなどや「おおよそこれぐらいだろう」と判断するのではなく、しっかりと分析し必要な商圏に必要な販促をおこなうことをお勧めします。