大手に負けない集客戦略
大手企業が「大手」と呼ばれるまでには、それまでに積み重ねてきた経験や戦略があることは想像ができると思います。
では、大手企業はどのような集客術をもっているのでしょうか。 ただ、大手企業の真似をすることが成功のカギになるとは限りません。かけられる時間や工数・費用の問題もあるでしょう。では、どんな戦略があれば大手に負けないくらいの集客術になるのかご紹介していきたいと思います。
1.大手に負けないためのポイント
そもそも「集客」について、正しく理解していますでしょうか。
ただお客様を集めることだけを意味しているのではないことを承知してください。
ここでいう「集客」はお客様を集め、さらにはリピーターになってもらえること。そして、自社の価値を上げるというステップが必要になります。その時だけお客様が集まってもらえれば良いというのであれば、それは企業の売り上げにはつながりません。短期的なものでなく長期的なスパンでお客様とつながるためにも集客術を検討する必要があるのです。
大手企業では、もちろんこのステップを大切にしたうえで商品のPRを行ってきたことでしょう。しかし、自社ブランドが確立してくるとPR方法のステップが変わってくる様子も見受けられます。
今や大手企業の多くが取り入れているコンテンツマーケティングは、見込み客や顧客に興味を持ってもらうまでは直接的な売り込みをしないというインバウンドマーケティング戦略のひとつです。あくまでも広告でない価値ある情報を発信するという手法です。効率の良い集客術ではありますが、それを同じようにするとなると導入までの時間も費用もかかることは間違いないです。それが弊害となり手法が錯綜することも考えられます。
そこで大手に負けないためのポイントは「小回りが利くこと」や「ブランド力」なのです。自社でしか出せない魅力を価値として表に出すことで「知名度」を上げることを目的とします。そして、大手でないことからPR方法や集客方法にもそこまでの制限がない段階であれば、すべての分野において小回りが利くようになります。 つまり大手企業よりも集客術も無限大になる可能性があるのです。そして何よりも大切にする必要があるのは、他社に負けない「自社独自の価値」を高めていくことが最大のポイントとなるでしょう。
2.具体的な集客施策
そもそも自社独自の価値として「ブランド力を表に出しましょう」と伝えましたが、やり方を間違えると独走状態に陥ります。まず、ブランドとはどんな意味を示しているのか改めてお話いたします。
ブランドは商品名やサービス名ではありません。企業や店舗・商品を思い出させるような価値のことを示します。例えば、何か一つの商品を思い浮かべた時に「〇〇(商品)といったら××(企業)の商品だな」と思い出すことなのです。まず言葉の定義をしっかりと理解した上で自社商品のブランド力を上げていくことが最も必要なことと言っても過言ではありません。
それでは、具体的にどんな集客施策があるのでしょうか。
オンラインが多々活用されている昨今ではありますが、意外と人の手に取りやすく目に入りやすい手法は、新聞や雑誌への折り込みチラシやポスティングなのです。古典的だなと感じるとは思います。ただポイントは、作業として配布するのでなく、配布するチラシ自体にもデザインやキャッチフレーズにこだわって手に取ったときに目に留まるような内容が望ましいです。さらにポスティングでは、配布する場所によって狙える案件が変わってくるので配布前によく戦略を練る必要があります。例えば、一人世帯向けの商品を家族の多い集合住宅にポスティングしても流されてしまう可能性が大いにあります。さらに、一人世帯の家では新聞などを取っている人が少ない場合もあるので、そのような世帯が集まっているところでは、新聞折り込みよりもポスティングが有効となり老若男女問わずに手に取ってもらえる可能性があります。その他にもダイレクトメールや無料セミナー、オンライン対応ではウェビナーやSNSセミナーなどもあります。
大手に負けない施策としては、形式にこだわらない小回りの利くアプローチ方法で集客を狙いたいとことです。そのためにもまず大切なのは、自社のPRしたい商品はどのようなお客様をターゲットにするか製作段階で明確にしておきましょう。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
大手に負けないためにはこれをやれば問題ないという確定したものはございません。しかし、自社製品のブランディングやターゲット層を明確にすることで集客方法が変わることでしょう。そして、しっかり戦略を練った施策は長期的な集客につながる可能性がありますので、取り入れてみてはいかがでしょうか。