チラシの集客効果を数値化して、さらに効果的に!チラシの効果測定と検証方法
Web広告やSNSなどのネット集客などに比べ、チラシ配布を実施して効果があるのか?効果の検証ができるのか?と考える方も多いかもしれません。
本記事では、ネットでの集客にはないチラシ広告の強みや効果測定・検証方法をご紹介し、広告予算をムダにしないために押さえておきたい情報について解説します。
1.チラシ広告のメリット・効果とは?
チラシ広告のメリットには「地域を絞って配布が可能」ということ、そして「情報が手元に残る」という2点があります。それぞれどんな効果があるのでしょうか。
地域を絞って配布が可能
店舗の売上向上を考えたときに、チラシやフライヤーは近隣住民に配布することで来店意欲を高めることが出来ます。
チラシ配布は情報を特定の地域に拡散したい場合に特に有効です。地域に根ざした店舗や徒歩・自転車で来店する顧客をターゲットとする、いわゆる地域特化型のサービスにおすすめです。
情報が手元に残る
チラシ広告はWeb広告などに比べ、受け取った後に何度も情報を読み返すことができるのも強みです。セールやイベントの情報などは読み返しや保存率が高くなる傾向があります。このような短期間で集客を効果的に行いたい時はチラシ配布が最適だと言えます。
2.チラシの効果測定を行うために必要な3点
Web広告に比べ効果の把握が難しいと思われているチラシ広告ですが、配布地域や期間、配布後の来店者数や購入率などの反応を測定・記録することでチラシ配布によってもたらされた効果がわかります。効果測定に必要な事前準備についてお伝えします。
配布した日と地域の情報を記録する
チラシ配布の効果測定には「いつ」「どの地域に」「何枚」配布したかを記録することが必要です。どの地域に配布して、その後の反響がどれくらいだったのか、といった詳細な情報を記録することで、効果測定時に反響率の算出ができます。
配布の曜日や、手法によって効果も変わってくることがあります。情報を記録することで配布日や手法も検討すれば、最大限に宣伝効果を上げることが出来るでしょう。
チラシ配布の費用対効果の分析検討
チラシ配布の費用対効果の分析・検討をする際には、短い期間と長い期間の両方で分析・検討をしましょう。短期的な変化だけを見てしまいがちですが、長期的な効果が現れる場合も潜在的にあります。
短期的な効果測定で代表的なものは配布前後の売り上げの比較や、Webサイトなどの訪問数の変化の比較になります。
長期的な変化について把握するには、作成から配布までの費用対効果や、配布後の来店数の変化を分析する必要があります。
配布の時期や手法、地域別の反響率を算出する
せっかくチラシ広告を配布するのであれば、タイミングや手法、地域を見極めてより高い集客効果を目指し情報を収集整理しながら配布しましょう。
例えば、イベントやセール当日の配布と前日の配布の効果を比べたり、折込の場合はチラシの多い曜日をあえて狙って入れるのか、それとも他店のチラシが少ない日に入れた方が目に留まりやすく手に取ってもらえるのか?を比べたり、また、新聞折込やポスティングなどの手法の違いで効果を比較することも必要です。
どの地域に配布すれば反響が高いのか記録していくことで、効果的な配布地域を把握することが出来ます。またミドル~シニア向けのサービスであれば新聞をとっている層とマッチしますので新聞の折り込みチラシも有効です。
3.反響率の計算をしてチラシの効果を把握する
商品・サービスの購入や来店、資料請求・お問い合わせなどの各種反応があった割合のことを反響率と言います。チラシの広告効果を把握するために、反響率を正しくとらえる要点をお伝えします。
反響率の算出方法と反響率の平均
反響率の計算方法は、「反響数÷配布枚数×100(%)」で求められます。
例えば5万枚の新聞折込チラシを配布したときに5人の反響数があったとすれば、「5÷50,000×100=0.01%」と計算できます。
一般的に、折込チラシの反響率は0.01~0.3%といわれており、5万枚を配布すれば5~150人の反響が想定されます。配布するエリアや販売する商品によって反響率は異なりますが、一つの目安として把握をしておきましょう。
効果を検証する期間の目安
期間を設定していない情報の案内のチラシの場合は、すぐに検証するのではなく、最低でも2週間ほどは様子を見てから数値の検証を行いましょう。正確な効果を検証するためにも、配布枚数・配布エリア・配布日時などをきちんと記録しておくことが大切です。
また、イベントや特定日のセールなどのチラシはイベント期間が終了して検証しましょう。
チラシは各数値を記録して効果測定をしながらの配布がベスト
チラシは短期間での売上向上や新規顧客の獲得を図りたい場合におすすめです。正確な効果を検証するためにも、配布枚数・配布エリア・配布日時などをきちんと記録しておくことが大切です。
4.まとめ
効果的に売上向上のためにチラシ配布を検討される店舗や企業へ、効果測定に関する情報をお届けしました。内容を参考にされてより効果的にチラシをお使いください。