これまで集客といえばチラシなどのアナログなものが主流でしたが、近年はその方法が多様化し、WEBをはじめとするデジタルを活用したものが増えています。
そのため、デジタルを活用した集客に興味を持ったり、その方法を知りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

今回は、アナログ広告とデジタル広告の役割やメリット・デメリットから、それぞれの効果を引き出す活用方法をご紹介します。

1.アナログ広告の役割

アナログ広告＝チラシは、基本的に新聞折り込みやダイレクトメール、ポスティングなどにより、直接ターゲットの手元に情報を届けることができます。

3つのメリット

①地域密着のサービスに効果を発揮しやすい

チラシはエリアを特定して配布することができます。
そのため、スーパーやドラッグストアといった店舗を開店する際の集客など、地域密着型のサービスに効果を発揮しやすいです。

②情報を保存しやすい

チラシは手元に保存しておけるため、ターゲットが必要な時に情報を引き出すことができます。
ピザやお寿司などの宅配・テイクアウトのチラシをストックしている家庭も多く、一度の配布で長い期間、集客効果が期待できます。

③デジタルに親しみが薄い人に届けられる

チラシは、デジタルに親しみが薄い高齢者にも情報を届けることができます。
そのため、高齢者世代をターゲットにしている集客を行う場合はチラシが有効的です。

3つのデメリット

①費用がかかる

チラシはデジタル広告に比べて、印刷や折り込み・封入などの工程で手間を要するため、その分費用もかかります。

②効果測定がしづらい

チラシの効果は来店数や販売数などで測定できますが、来店者や購入者がチラシを見てアクションを起こしたのかまでは分からず、効果測定はしづらいと言えます。
そのため、次の戦略を立てる際に、効果測定の結果を反映させることが難しくなります。

③情報量が限られる

チラシは用紙のサイズが限られており、それに収まる程度の情報しか入れられません。
ターゲットへたくさんの情報を届けたいと思っても、すべての情報を十分に伝えるのは難しいと言えます。

2.デジタル広告の役割

デジタル広告はメールやアプリ、SNSなどで閲覧できます。
さらに、他サイトへの誘導や文字・写真だけでなく動画も使って情報を伝えることが可能です。

3つのメリット

①情報をどこでも閲覧可能

デジタルの場合、多くの方はスマホに情報が届くため、情報を持ち運びしやすく、どこでも閲覧することができます。

②短いスケジュールで広告をだせる

デジタルの場合、伝えたい情報が決まればすぐに広告を出すことができます。
一方で、チラシは印刷や折り込み・封入などいくつかの工程があるため、広告を出すまでに時間を要します。
すぐに広告を打ち出せるのは、デジタルのメリットです。

③多くのターゲットに抵コストで情報を届けられる

デジタルは地域の制限なく、広範囲のターゲットに情報を届けられます。
広範囲のターゲットに届ける方法としては「テレビ」や「ラジオ」などのマスメディアもありますが、WEBはそれらよりもコストを抑えて情報発信することができます。

3つのデメリット

①定期的な情報更新が必要

ネットでは「最新の情報である」ことが重要になります。
そのため、情報が更新されたり、修正された場合には、すぐにデジタル広告の情報を変更が必要です。

②活用するには専門知識が必要

デジタルの場合、広告の効果測定には専門知識が必要になります。
広告の閲覧数やクリック数など、様々な反応・効果を数値として見ることができ、効果が分かりやすい一方で、測定できる指標が多く、どの指標を活かせばよいのかは専門的な知識が必要です。

③必要な時に見直せない

デジタル広告は、ターゲットがネットで検索する必要があります。
また、広告バナーで表示されたものを見直したいと思っても、他のサイトに移った後には表示されないこともあり、必要なタイミングで見直せないのはデジタルのデメリットです。

3.アナログとデジタルの相乗効果を活かす

まだまだアナログ＝チラシの広告効果も根強いですが、デジタルの広告を活用している企業が増えてきています。

紹介したように、アナログとデジタルにはそれぞれのメリット・デメリットがあります。そのため、情報を届けたいターゲットに応じて「使い分ける」または「両方を活用する」ことで、ターゲットに情報を届けやすくなります。

4.まとめ

いかがでしたか。

アナログとデジタルには、それぞれの役割とメリット・デメリットがあります。
そのため、それぞれのメリットを掛け合わせるとより効果的な集客ができます。
どんな集客方法があっているか知りたいという方はぜひプロに相談してみてはいかがでしょうか。