リピーターを増やす!ポスティングで「また行きたくなる」仕組みづくり
ポスティングは「新規のお客様を連れてくる施策」と考えられがちですが、実はリピーター育成にも大きな力を発揮します。
一度来店したお客様に「また行こう」と思ってもらうために、チラシをどう活用すればよいのでしょうか。
1.ポスティングは「新規集客」だけではもったいない
ポスティングの反響を測るとき、「新規のお客様の数」だけに注目していませんか?
実際には、
- 再来店のきっかけ
- 休眠顧客の掘り起こし
- ファン化・口コミの促進
といった役割も期待できます。
特に、住宅街や既存顧客の多い商圏では、リピーター向けの内容を織り交ぜることで、ポスティングの投資対効果を高めることができます。
2.リピーターづくりに効くチラシの仕掛け
リピーターを意識したチラシには、次のような仕掛けが有効です。
- 前回利用したお客様向けの「おかえりなさいクーポン」
- 来店スタンプが貯まる「紙のポイントカード」台紙
- 次回予約を促す「次回◯日まで限定特典」
特典の内容は「大きな割引」である必要はありません。
「いつもありがとうございます」という感謝のメッセージと、少し嬉しいサービスをセットにすることで、「またあのお店に行こう」という気持ちを後押しできます。
3.会員化・LINE登録に繋げる導線設計
リピーターを安定的に増やすためには、「一度きりの来店」で終わらせず、会員化やLINE登録など、継続的に情報を届けられる仕組みづくりが重要です。
- チラシに「会員限定特典」を大きく掲載
- QRコードから簡単登録できるようにする
- 登録特典と、翌月以降のメリットの両方を記載
チラシは「関係づくりの入口」として位置づけ、登録後はメール・LINE・SNSなどで継続的にコミュニケーションを取っていきましょう。
4.リピートを促す配布タイミングと頻度
リピーター向けのポスティングは、
- 繁忙期の少し前(予約を埋めたい時期)
- 閑散期の立ち上がり(来店を思い出してもらう時期)
に行うと効果的です。
頻度は、エリアや業種にもよりますが、「月1回〜隔月」を目安に、しつこくならない程度に継続することがポイントです。
5.まとめ
- ポスティングは新規だけでなく「リピーター育成」にも使える
- クーポンやポイント台紙など、再来店のきっかけを用意する
- 会員化・LINE登録に繋げる導線をチラシ上で完結させる
- 繁忙期・閑散期を見据えたタイミングで継続配布する
「一度きり」で終わらせず、「また来たくなる理由」をチラシで届けることが、安定した売上につながります。