先ずは自社でポスティングしてみよう
チラシを作成した際、予算上の都合などで一度は自社でのポスティングを検討された方は多いのではないでしょうか?チラシを配るだけなので「自分たちでできそう」と思うのは必然的で、「ポスティングだから必ずポスティング会社に依頼しなさい」といったルールもないので、配布する人がいる場合は是非自社でポスティングすることをお勧めします。その方が、自社のエリアを把握することに繋がったり、ユーザーと直接会ってお話することで、来客へとつながる可能性が高いからです。しかし、チラシを配布するだけといっても商圏エリアには家もあれば事業所もあります。わかりやすい整備された道もあれば、複雑に入り組んだ町もあります。
今回は自社でポスティングする際にやってほしいことをご紹介します。
1.ポスティングする前の準備
まずは準備です。ポスティングする際には、どのような準備が必要なのか、弊社の関連会社であるポストイン長崎の配布員さんの準備をもとに説明していきます。
- 配布するチラシ
- 配布エリアのマップ
- チラシを入れるバック(エコバックなど)
- モバイルバッテリー
- 飲み物
- 塩飴など
配布員によっては、1日5~6時間配布を行います。長時間歩き続けるので、モバイルバッテリーは欠かせません。マップや連絡などスマートフォンを頻繁に使用するため、スマートフォンの電源が切れると仕事にならない場合が多いからです。そして、飲み物。基本的には夏はもちろんですが、冬でも飲み物は必須です。日本はそこら中に自販機がありますが、無いエリアももちろんあります。500mlぐらいあるといいでしょう。そして塩飴です。夏のみ必要な印象がありますが、昼間の気温が18度以上の時期になると必ず持たせるようにしています。特に春先など、まだ身体が暑さに対応していない時期がもっとも重要です。長時間配布を行う場合、必要最低限の装備で配布することをお勧めします。貴重品を持ちすぎたり、厚着したりすると、その分体に負荷がかかり疲労の原因となります。
2.配布エリアと配布枚数の決め方
準備ができたらエリア決めです。以前のコラム『集客に必要なエリアの決め方』でお話ししたように、先ずは第1商圏に配布を行います。地理やライバル店の数などを参考に、第1商圏を選定し配布を行いましょう。もし第1商圏がわからない場合は、商圏調査を無料で行っていますので、詳細は以下のページをご覧ください。
商圏が決まったら、さらに細かくエリアを分けます。どの町に誰が配布するのか?配布計画を立てましょう。配布エリアへ何部配布するのか部数を算出します。どの町に何世帯あるのか?軒並み配布するのか?集合住宅のみに絞るのか?事業所のみに配布するのか?によって配布部数が決まってきます。
町丁目別に戸建て、集合、事業所と算出できますので、配布エリアが決まって必要部数がわからない方はお気軽にご連絡ください。
3.配布期間
全ての準備が整ったら最後に「いつどの配布するのか?」です。何名で配布するのかにもよりますが一人が配布する数には限界があります。あくまでも参考にしてほしいのですが、ポストイン長崎の新人(配布経験1ヶ月未満)の配布員さんを例にしますと以下のようになります。
20~30代男性 | 150部 |
20~30代女性 | 110部 |
40~50代男性 | 130部 |
40~50代女性 | 100部 |
60~70代男性 | 100部 |
60~70代女性 | 70部 |
坂が多い長崎市内で配布研修を行う際の平均配布枚数はこのようになります。市街地と田舎では大きく変動しますが、配布自体、体力を使う作業になりますので、年齢や状況により上下します。配布する人に合わせて一日の配布部数を決めると、配布エリアを何日で配布できるのかが見えてきます。
4.まとめ
いかがでしたか?ポストイン長崎に所属する配布員さんは120名ほどいますが、みなさん最初は不慣れでした。しかし、しっかりと配布計画を立て、研修や経験を重ねることで研修時の約2倍の部数を配布することができます。全国のポスティング会社も、すべて人が配布しています。なので、自分たちでやろうと思ったら必ずできるはずです。ポスティング会社にポスティングを依頼する前に、一度は自分たちで配布することで、商圏内に住まわれている方との繋がりや、その町の特徴などが見えてくるのではないでしょうか。