チラシの「同梱」「サンプリング」もアリ?ポスティング応用編

ポスティングはシンプルなチラシ配布だけでなく、ひと工夫加えることで反響率を上げることができます。その中でも注目されているのが、「同梱」や「サンプリング」の手法です。
本記事では、ポスティングを応用する手法について解説します。
1.チラシ配布の“ひと工夫”で記憶に残す
ポスティングの応用として「同梱」や「サンプリング」の手法が注目されているとお伝えしました。配布物に“手で触れられる体験”を加えることで、単なる情報伝達ではなく、感覚的な印象を残すことが可能になります。
たとえば、健康食品や化粧品の試供品を封筒に入れて配る方法。体験してもらうことで「良かったら買おうかな」という心理を自然に喚起できます。また、実際に手に取ることで、チラシをそのまま捨てられてしまう確率も下がります。
2.異業種コラボで認知を“広げ合う”
さらに効果的なのが「コラボ型の同梱」です。たとえば、地域の人気ベーカリーと協力し、パンと一緒に自社サービスのチラシやクーポンを同封する。お互いの顧客層にリーチできるため、クロスマーケティングの一手として注目されています。
実例として、住宅設備会社が地域の花屋とコラボし、母の日ギフトに自社の無料見積もりクーポンを同封。通常の3倍以上の問合せ数を得たという報告もあります。
3.「封筒化」で特別感と開封率アップ
もうひとつの応用として、「チラシを封筒に入れて配る」方法もあります。中身が見えないことで「なんだろう?」と開封してもらいやすくなる心理を活用する手法です。
透明封筒であれば中身が見えつつ丁寧な印象を与え、クラフト封筒であれば高級感や信頼感を演出できます。また、封筒の表面に「特別なお知らせ」「〇〇様へ」などの文字を加えると、一層開封されやすくなります。
4.印象に残る“仕掛け”が次の反響を生む
いずれにしても重要なのは、「ポストに入った時にどう見えるか」「手に取った時にどう感じるか」です。視覚、触覚、嗅覚(香り付きの紙など)を活用した仕掛けは、チラシを“見てもらえる確率”を高めてくれます。
通常のチラシでは得られない「もう一歩先の印象づけ」をしたい方に、ぜひおすすめしたい応用テクニックです。